スカンジナビアでの製油所視察
3月 08, 2023 | David Campos
手が届きにくい場所や操作スペースが限られている現場では、移動カート式XMB方式を選択しています。
Claes Eriksson氏 (以下、クラース氏) は、レベル3認定の非破壊検査員です。1994年から非破壊検査に携わり、現在はスウェーデンのトロールヘッタンにあるDekra(デクラ)オフィスの責任者です。デクラ社は、安全、環境、健康に特化した監査と認証サービスを提供する世界的な大手企業です。
デクラ社のスウェーデン支社は、さまざまな種類の検査業務を請け負っていますが、クラース氏は、その業務に適したツールを選ぶことが重要だと考えています。製油所や発電所など、手の届きにくい狭い場所でのX線検査が多くなっています。
このような場合に、クラース氏が選んだのは、コメット・エックスレイの移動カート式XMBシステムでした。その理由について、クラース氏は次のように説明します。「0.4mmという小さなスポットを持つXMB 160は、もともとタービンの検査用に購入したものですが、汎用性、機動性、そして小さなスポットがもたらす非常に高い解像度を理由に、製油所や発電所で最もよく使っています。私たちが必要とする詳細なレベルをシンプルに提供してくれるのです。」
そのひとつが、スカンジナビア最大級の製油所であるスウェーデンのリセキルにある現場です。「手が届きにくい場所や、操作スペースが限られている現場では、XMBシステムを選んでいます。」
「移動カート式XMBの長いリーチと小さなチューブヘッドは、こうした検査作業に最適です。」
デクラ社のセクションチーフ、クラース・エリクソン氏
また、XMBシステムの汎用性の高さも大きな魅力です。コメット・エックスレイのテクノロジーが製造する指向性、パノラマからファンビームまで、さまざまなビーム形状や異なるサイズの焦点スポットを持つ高品質のX線管に対応しています。また、0~20mAの幅広いミリアンペアレンジを備えているのも特徴です。
XMBは、モビリティと多用途性が仕事の遂行に不可欠な場合に最適です。
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